株式会社GCAP

Gordius Consulting & Partners Inc.

Column

金融機関が語る「経営者が融資を受ける前に知っておくべきこと」

パートナーコンサルタントの児玉秀人です。

お金を借りたい!そう思ったとき、どのような準備が必要なのでしょうか?
決算書、信用ある人からの紹介、事業計画書など・・・いろいろありますが、中小企業を支援しているある信用金庫さんがおっしゃっていた興味深いお話をシェアさせていただきたいと思います。

皆さん、金融機関とのお付き合いは得意でしょうか?

「銀行は晴れているときに傘を貸し、雨が降ったら取り上げる」などと言われ、何だか苦手だなと思われる経営者の方も少なくありません。昨今では「倍返しだ!」みたいなテレビドラマの影響もあって、何だか怖いところのイメージもありますよね。

しかし、本来金融機関というのは事業において大切なパートナーです。

あなたの事業を客観的に分析し継続的に社会に価値を生み出せるように、わかりやすく言うと儲かるように、もっとわかりやすく言うと「ちゃんと金利を払って期限通りに返済してくれる」ように必死にお手伝いしたいと思っている人たちです。決して敵ではありません(笑)

話は少しそれますが、創業の時によく聞く話で

「銀行で法人口座をつくろうとしたら、犯罪者を見るような目で見られて断られた!」
「すごくめんどくさそうに対応されて、キレそうになった!」

こんな話があります。

なぜこんなことが起こるかというと、理由があります。
これは小さな会社を創業するときに都銀、いわゆるメガバンクに行った時の話です。

ざっくりですが金融機関の中ではこんな区分けがあります。

都銀 大手企業担当
地銀 地元の大手、及び中小企業担当
信用金庫、信用組合 中小及び零細企業担当

つまり担当が違うので信用金庫等の方が親切に対応してくれるわけです。
もちろん、業績が好調で儲かってくればメガバンクも相手にしてくれますが・・・

こんなこと金融機関の人は絶対に言えませんけど、客層は選んでいます。

特に最近では銀行口座が犯罪に使われることを恐れて、メガバンクでは「個人で開設した口座が既にあって身元のしっかりした方」でないと審査もしてくれないそうです。

話が少しそれましたが
その中小零細に親切な信用金庫の方と融資の審査基準についてお話した時のことです。

融資の交渉がうまくいくケースはどんなケースですか?
と質問したところ

「事業計画がしっかりしているところは大体うまくいきます」
「事業計画がぼやっとしているところはかなり厳しいですね」
と教科書通りのお答えだったので、

でも、良い事業計画でも厳しい評価を受けることもありますよね?
と突っ込んでみました。

すると、
「正直、個人の信用以上に貸すというのはかなりハードルが高いんですよ・・・」
という回答が返ってきました。

これが中小零細企業に対する融資の本質のようです。

赤字のうちの会社ではどうすることも出来ない!
これを打開するにはどうするか?

このような相談を弊社ではお受けしております。

ご相談はこちら